滝田山岳会_八ヶ岳編
2022-07-29
皆さんお久しぶりです。滝田山岳部から登山報告です。
昨年11月、浅間山に登った手記を配信したまま休筆していましたが、
その間、登山を休んでいた訳ではなく今年に入ってから雪山の八ヶ岳山麓、
美ヶ原、そして初夏の瑞牆山を登ってきました。
今回は7月16日から17日にかけて八ヶ岳に登りましたので報告します。
我々はこれまで北アルプスを中心に活動してきて、八ヶ岳は初めて登る山です。
八ヶ岳連峰は長野県と山梨県にまたがる、南北30km、東西15kmにおよぶ山塊です。
太古の昔は富士山を超える高山で大きな裾野を持っていましたが、
数百万年前からの火山活動で八つの峰を持つ連邦になったようです。
昔話では、富士山に蹴られて八つの峰に分かれたと語られています。
今年の3月に赤岳鉱泉~行者小屋を歩きましたが、その時に仰ぎ見た赤岳が忘れることができず、
この山に登りたいとずっと思っていました。
そこで我々は硫黄岳~横岳~赤岳の主稜線を縦走し、八ヶ岳最高峰の赤岳(2899m)を目指すことにしました。
美濃戸まで車で入り、北沢ルートを赤岳鉱泉まで登ります。
高い山なので想像よりも気温が低く、末端冷え性の私は手がかじかむほどでした。
赤岳鉱泉名物のカレーライスでエネルギーを摂り、冷えが解消出来た後、硫黄岳へ向けて急坂を登ります。
昨年11月、浅間山に登った手記を配信したまま休筆していましたが、
その間、登山を休んでいた訳ではなく今年に入ってから雪山の八ヶ岳山麓、
美ヶ原、そして初夏の瑞牆山を登ってきました。
今回は7月16日から17日にかけて八ヶ岳に登りましたので報告します。
我々はこれまで北アルプスを中心に活動してきて、八ヶ岳は初めて登る山です。
八ヶ岳連峰は長野県と山梨県にまたがる、南北30km、東西15kmにおよぶ山塊です。
太古の昔は富士山を超える高山で大きな裾野を持っていましたが、
数百万年前からの火山活動で八つの峰を持つ連邦になったようです。
昔話では、富士山に蹴られて八つの峰に分かれたと語られています。
今年の3月に赤岳鉱泉~行者小屋を歩きましたが、その時に仰ぎ見た赤岳が忘れることができず、
この山に登りたいとずっと思っていました。
そこで我々は硫黄岳~横岳~赤岳の主稜線を縦走し、八ヶ岳最高峰の赤岳(2899m)を目指すことにしました。
美濃戸まで車で入り、北沢ルートを赤岳鉱泉まで登ります。
高い山なので想像よりも気温が低く、末端冷え性の私は手がかじかむほどでした。
赤岳鉱泉名物のカレーライスでエネルギーを摂り、冷えが解消出来た後、硫黄岳へ向けて急坂を登ります。
赤岩の頭に来たとき、これから歩く稜線を仰ぎ見ることができました。
この日は晴天とはいかず雲の動きが激しく、天候急変が心配だったので、
硫黄岳山頂を目指し、急ぎ登りました。
山頂に着いた直後に雨が降り出し、残念ながら楽しみにしていた爆裂火口を見ることはできませんでした。
しょんぼりしながら濃霧の中を進み、ふと横を見ると驚くほどのコマクサの群生が広がっていました。
その数たるや今まで見たこともない景色で目と心を奪われました。
爆裂火口を見れなかった気落ちを忘れさせてくれた出来事でした。
この日は晴天とはいかず雲の動きが激しく、天候急変が心配だったので、
硫黄岳山頂を目指し、急ぎ登りました。
山頂に着いた直後に雨が降り出し、残念ながら楽しみにしていた爆裂火口を見ることはできませんでした。
しょんぼりしながら濃霧の中を進み、ふと横を見ると驚くほどのコマクサの群生が広がっていました。
その数たるや今まで見たこともない景色で目と心を奪われました。
爆裂火口を見れなかった気落ちを忘れさせてくれた出来事でした。
2日目は硫黄岳山荘から横岳(2829m)、赤岳(2899m)を目指します。
この稜線は梯子と鎖場の連続でスリリングな登山でしたが、
ジャングルジムのような楽しさも感じました。
稜線の両側は高山植物の楽園で、可憐な花々に心が癒されました。
赤岳天望荘に着いて、一息入れてから最後の急登に挑みます。
40分程の行程ですが、赤岳は簡単には登らせてくれません。
最後のしごきを受け、やっとの思いで頂上に立つことができました。
ガスで眺望はなく、山頂で30分程待ちましたが、残念ながらガスは晴れませんでした。
名残を惜しんで文三郎尾根から行者小屋へ下山しました。
山頂からの眺望には恵まれませんでしたが、
岩峰を登ったり下ったりの面白さと高山植物の花々に勇気をもらった思い出に残る山行でした。
この稜線は梯子と鎖場の連続でスリリングな登山でしたが、
ジャングルジムのような楽しさも感じました。
稜線の両側は高山植物の楽園で、可憐な花々に心が癒されました。
赤岳天望荘に着いて、一息入れてから最後の急登に挑みます。
40分程の行程ですが、赤岳は簡単には登らせてくれません。
最後のしごきを受け、やっとの思いで頂上に立つことができました。
ガスで眺望はなく、山頂で30分程待ちましたが、残念ながらガスは晴れませんでした。
名残を惜しんで文三郎尾根から行者小屋へ下山しました。
山頂からの眺望には恵まれませんでしたが、
岩峰を登ったり下ったりの面白さと高山植物の花々に勇気をもらった思い出に残る山行でした。